2018.12.31

ご挨拶 平成最後の大晦日に

 前回の更新から2ヶ月以上が過ぎ、いつの間にか今年最後の日を迎えてしまいました。ご無沙汰ばかりしていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。今年の冬は気候の変動がとても激しく、クリスマスを挟んだ数日は春のようなポカポカ陽気が続き、その後一転、急に訪れた真冬の寒さにこれまで大人しくしていたシモヤケが一気に暴れ出し、両手が早々に丸腫れ状態になってしまいました。痛痒くて大変ですが、大晦日の今日は昼前から晴れ間が広がり始め、気温も上昇。おかげさまで来年を迎える準備も暖かい日差しの中で気持ちよくはかどり、本当に助かりました。

 今年もこの拙いサイトにおいでくださった皆様、どうもありがとうございました。夏にシステム刷新を思いたち、その検討や立ち上げに多くの時間を要し、その後もなかなか創作態勢が整わず、せっかく来てくださったみなさまに新しい作品をご紹介できなかったのは本当に残念なことでした。未だ準備は整っておらず、なかなか前途多難ですが、来年も一歩一歩、新たな道を模索し、何らかの手応えを掴みたい、一つの形に辿り着きたいと心から思っています。まだしばらくは、このようなノロノロ運転が続きそうですが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。時々思い出したように遊びに来ていただけると嬉しいです。

 来年もみなさまにとりましても、そして私にとりましても、より良い一年となりますように!

 どうぞ良いお年をお迎えください。



フォトエッセー 株立ちの低木

 庭先の蝋梅の木は、いつからあるのだろう。父が生前、植えたことだけは確かだから、もう30年くらいは経っているのだろう。蝋梅といえば、透き通った黄色の小さな花の可愛らしさ、そして芳しい香りにばかり気を取られ、今までその全体の姿に注目することはあまりなかったが、本来、蝋梅は「株立ちの低木」に分類されるらしい。「株立ち」とは1つの根っこから数本の幹が出ているもので、例えば紫陽花や南天やブルーベリーなども同じ仲間だ。暖かい季節になると、根元から次々にひこばえが生えてくる。その中から数本を残し、古くなった株を根元から切って、株を更新させていくのが本来の育て方らしいが、庭先の蝋梅は松やカエデや桜など一本立ちの木と同様、なぜだか1本の幹だけが大事に育てられてきた。だから私も何も考えずに、ひこばえが顔を出すたびに、ことごとく根元から折り続け、この1本の蝋梅の生長だけを大いに促してきたのだ。その結果、いつの間にか車庫を超えるほどの高さにまで達し、可愛い花々を身近に楽しめる木ではなくなってしまった。夏には葉っぱが生い茂り、花壇の広範囲に日陰を作るようになり、また、数年前から庭木の消毒をやめていたので、その害虫防御も兼ねて、昨年の初夏、最も生育の盛んな時期に思いっきり剪定したところ(生育期には絶対に剪定をやってはいけない!)、木をすっかり弱らせてしまい、その後の生長を止めてしまった。当然、冬にはほんの少ししか蕾がつかず、花もわずかばかり。母からも大ヒンシュクを買うことになった。それでも形だけは均整を保ち、相変わらずの大木だったが、いつの間にか大きな枝が枯れてしまったり、虫に食われて腐ったりしたため、それらの木々を切って対処したところ(今度は正しい時期に)、このように何とも歪な形になってしまったのだ(左1)。けれどもそのお陰で木は再び蘇り、今年は思った以上に蕾をつけ、可愛らしい花が沢山咲いた(左2)。株元に残した2つのひこばえも順調に育ち、一年目にして花も咲いた。手が枝に触れるたび、柔らかな香りが静かに立ち上がる。再びこんな間近に蝋梅の花を楽しむことができて、とても嬉しい。来年も根元から沢山のひこばえが出てくることだろう。株立ちの蝋梅もそう遠くない将来に実現できるかもしれない。


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(左1)今の蝋梅の姿 大きな古木と左右2本のひこばえ 右奥に南天の赤い実がかすかに見える

(右1)3月の頃の蝋梅の根元

年々、根元が大きく盛り上がり、今は直径30cmくらい。周りにはフキが顔を覗かせ、残した左右2本のひこばえから元気な新芽が出てきている。右側に株立ちの南天が見える。


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(左2)古木に咲き誇る蝋梅の花

(右2)車庫側から撮った南天の木 株を更新させて若株を育てたので、とても元気に育った


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(左3)6月にいただいたブルーベリーの苗木。小さいながら30個ほど実った。

(右3)落葉した今のブルーベリー 春には新しい株が沢山出てくるだろうか。